乳がん(乳癌)とはどんな病気でしょうか?
乳腺(にゅうせん)に発生するがんが乳(にゅう)がんです。ほかの臓器のがんのように食欲不振、痛みなどの兆候はほとんどなく、乳房(にゅうぼう)のしこりで発見されます。そのため、乳房を触ってしこりの有無を確認する自己検診も可能です。
しこり以外には、乳頭(にゅうとう)からの出血や乳汁分泌(にゅうじゅうぶんぴつ)、がん組織による乳房の皮膚にひきつれや、えくぼのようなくぼみができることがあります。がんの大きさ、病期の進行度によって、手術療法(術式)、放射線療法、化学療法、ホルモン療法のいずれかを選択するか、組み合わせるかなど治療方針が決定されます。
乳がんのできる乳腺は、エストロゲンなどの女性ホルモンと深いかかわりがあります。
エストロゲンが乳腺の細胞に影響を与え、細胞が分裂や増殖をくり返した結果、がん細胞になるという説もあります。
乳がん細胞は女性ホルモンの刺激によって活性化するため、女性ホルモンを抑える療法で補助的に進行を抑えることがあります。
また、妊娠や出産、授乳の経験がない人は発症しやすいといわれています。
40歳〜50歳代の女性でよくみられ、ごくまれに男性にも発病することがあります。